フルスイングで

〜ほっとけない存在になった彼らを全力で追う〜

甘酸っぱいイチゴの思い出(前篇)

お題「NEWS15周年コンサート "Strawberry" memories」

お題お借りしました!

 

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□はじめに

私は元来、涙もろい性質だと思う。

思春期は両親とドキュメンタリー番組をみてはこっそり泣くし、アルマゲドンを観て泣くし、近年はプリキュアを観ても泣く。生命の尊さや、生きていく上での人間の葛藤、弱さ、儚さなんかを強調された日にはもう苦しくて苦しくてずびずび泣くし、自分自身が過ぎ去った青春を謳歌するドラマなんかも、自身の体験を後悔したり思い出したりして感情移入してしまうから、普段からあまり見ない。人様の人生に入れ込みすぎても仕方がないし、どうしたって自分には影響力なんてないんだから、距離をおくのが得策だと思って生きてきた。自分と、目の前にいる家族のことで割と必死に生きていたし。

 

NEWSに対しても、手越くんに対しても、最初はそういう「距離」をもっていたはずだ。所詮アイドル、人生で交わることのない人間。歌やパフォーマンスで元気をもらうことはあっても、彼らに私が何かできるわけでもないし。

 

一方的に搾取する対象。興味本位で覗いてみるだけ。私が青春時代にジャニーズをはじめアイドルに傾倒しなかった理由もそれだ。「付き合えるわけでもないし」、そう思ったら興味も湧かなかった。なんて冷めた10代w

 

でも、手越くんを好きになって、その距離がうまくとれなくなった。美恋魂で涙する手越くんを見て、わけもわからずもらい泣きをしてから、手越くんに対する愛がおかしな方向に舵を切っていったのは間違いない。ずるずると沼にはまるように、映像や音源を買い漁り、雑誌やテレビ、ラジオでみせる突き抜けたポジティブさには毎回驚かされたし、反面、その金髪で????と虚をつくような至極繊細な部分に心打たれた。

 

ファンになった当初は、ファンサをもらえた子がうらやましくて仕方がなかったし色恋沙汰で噂される相手にも少なからず嫉妬した。週刊誌で叩かれたり、好き勝手なことをアンチに言われるたびに、何もできない自分が悔しかった。自分の知らないところで傷ついて、立ち直って、またテレビで元気な姿を見せる手越くんをみて、ずっとずっと不安だった。

 

今年のEPCOTIAツアーで「プラトニック」を歌う手越くんが、完全反対側のスタンドの通路を歩いているのを真正面から眺めながら、自分の引きの弱さに心底落胆しつつも、その一挙手一投足から目が離せなくて、幸せそうな顔で歌う手越くんを見つめながら「大好きだなぁ」としみじみ感じた。彼が幸せそうに歌っている姿をみて「幸せ」だと感じられるようになった自分が、世界で一番幸せ者だと思えたし、「ただ見ているだけで幸せ」という甘酸っぱい青春のような気持ちで彼を応援できるようになった自分に心のどこかで安心した部分があった。

 

そんな幸せが、足元から崩れた6月。

最初の報道の後、怖くて怖くて未来が想像できなかった。

人間、過ちは誰にでも起こりうるし、アイドルという立場であったにしろ、彼らには挽回するチャンスはあって然るべきだと思っていた。

 

でも世間は違っていた。

挽回するチャンスすら用意されるかどうか不確定だった。急に大好きな彼らがテレビから姿を消す。神妙な面持ちで画面に映る。15周年、番組やラジオの継続、新曲リリース、メンバー出演が決まったドラマ、全部が白紙になるような事態。

 

もう朧げにしか思い出せないし、思い出したくもないけど、毎日はがきやファックス、メールを送り続けた。「お花畑」とか「盲目」とか、口汚い言葉でバカにされていたけど、この人たちは本当に大切な人や、自分が守りたいものが何かの過ちを犯したとき、笑って見捨てられるのかな、と本気で憐れんでいた。少なくとも私は、これまでにそういう経験をしたことがあって、見捨てられる恐怖も、見捨てられない情も、見捨てちゃいけない責任もすべて理解しながら行動した。その対象がたまたま今回は応援しているアイドルグループだっただけ。生きていれば、いくらでも転がっているよ。そういう機会なんて。長い人生で、そういう機会が1度も訪れないのが幸せなのかもしれないけど。

 

アイドルとしての彼らと、グループとしての人生を守りたかった。

他人の人生に影響なんて与えられないと思っていたけど、「自分の幸せを守る」という名目で、彼らの復帰を願い続けた結果、たくさんの奇跡が重なっていった。彼らが積み上げてきたものが、結果彼らを救った。奇跡の第一報をTLで目にするたびに、本当に嬉しかったし、歌番組で彼らが披露する「BLUE」や「生きろ」を見て何度嬉し涙を流したかわからない。本当に幸せだった。彼らもまた幸せであってほしいと心の底から願っていた。

 

人間の弱さや、愚かさ、それでも諦めない強かさ、温かさ。

NEWSはそれを体現している。だからこんなにいとおしい。

そう思いながら彼らを見つめる日々が戻ってきた。 

 

□平成最後の夏をNEWSと過ごす

「Strawberry」公演の当落予定日から数日過ぎた日、いつものようにせっせと少プレにはがきを書く私のスマホが鳴った。配信が途絶えがちだったファンクラブメールのフォルダに新着メール。身構えることもなく開いたメールで11日の当選を告げられ、半べそをかきながら次女と郵便局まで歩いたのもいい思い出である。

 

野外ライブということで、入念に準備をした。天候が懸念されていることも、パーナさん事件も知っていたし、当時twitterで「なんじゃこれ」と眺めていた身としては、これ以上NEWSに変な責任を負わせてはいけないと強く思っていた。頼むから晴れてくれ。中止にならないでくれと念じすぎて、ライブ1週間前はストレスで体調がめちゃめちゃ悪かった。こんなにもこまめに調布の天気をチェックすること、人生で二度とないと思う。(味スタ公演がまたあったら2度目が発生します)

 

家族参戦だったため、その荷物の量たるや、酷い有様だった。でも、それら全てがNEWSを守るためだと思うと、何一つ妥協はできなかったし、結局使わなかった雨具や着替えをみても、後悔なんて感じなかった。もし、万が一中止になっても、NEWSにごめんねなんて言わせたくない。私が尊敬する10-FEETが主催する「京都大作戦」が今年台風で中止になったが、その時公式アカウントに寄せられたリプがどれも優しくあたたかかった。NEWSにもそのファンのあたたかさと強さが伝わればいいのに、と心底祈っていた。テレビで何度も目にした「平成最後の夏」をNEWSとともに過ごせることが本当に嬉しくて嬉しくて仕方がなかったけど、日が迫ってもどこか現実味がなくて、ふわふわとして、同時に息苦しいような、そんなもやもやとした気分がライブ当日までずっと続いていた。

 

□開演前に見上げた空

 a-nationで8年前に夏の味スタを経験していたが、飛田給駅の大混雑も、どデカい会場で右往左往するのもなかなか大変だった。旦那が思った以上に土地勘?を発揮して判断してくれたのでだいぶ助かったが。16時半にメインゲートにてデジチケ入場の手続きをしたが、 印字された『アリーナ』の文字をみて一瞬動揺した。(本来はバックゲート2と指定されていて、ネットでみた情報は、バックはほぼスタンド、みたいな書かれ方をしていた)

 

全く期待していなかったし、全然徳を積めていなかったのにと、びっくりした。スタジアムをぐるぐる回る途中で目に入ってきたステージの姿に視界がボヤけた。ファンになってから何度も映像で見た憧れの真っ白な『お城』のステージだった。 

 

アリーナのゲートをくぐりIブロックの中から自分の席を探す。バクステに程近い、太い花道が真横に通る柵側の席が、私の席だった。メインステージは豆粒だったけど、振り返ればモニターがよく見えた。旦那が娘らをトイレに連れていっている間、ひとりで脱け殻のように座っていた。こんなご褒美がもらえるほど、私は頑張っていなかったなぁ…と反省会をしながら、ふと見上げた夕暮れの空は、淡い青と赤とオレンジと白い雲が重なりあったマーブルのようだった。涼しい風も吹いていた。柔らかい光が楕円に切り取られた空を包んでいた。

晴れてよかった…心から神様に感謝した。

 

NEWSコールが聞こえ、定刻を過ぎて空いていた客席も埋まり始めた。間違いなくNEWSに会える、そう確信を持てた瞬間、オープニングムービーが流れ始めた。『Strawberry』と名付けられた、最高にハッピーな時間の幕開けだ。

 

 

正直こんなテンションではなかった。爪痕残してやるっていう勢いだけでツイートしたけど、実際はさくらちゃんの如く『南無三』がぴったりの心境だった。

 

 

□ライブ中あれこれ備忘録

ライブレポはいつだって『ヤバい』『可愛い』『尊い』で終わってしまう上に、ポンコツ脳内HDDは最近本当に記憶を留めておけないので箇条書きで洗い出してみた。

 

・オープニングムービーが可愛すぎて、愛がこもりすぎてて泣いた

QUARTETTOツアーのグッズだった愛言葉のオルゴールを聞いて思ったけれど、NEWSの楽曲はオルゴール調にすると、どれも可愛くて懐かしくてキラキラした飴玉みたいな雰囲気を纏う。それがシングル各曲まるっと流れるんだから、まずそのアルバムが欲しい。色とりどりの各シングルを模したケーキや演出も素晴らしかった。NEWSはファンが欲しがる可愛さを理解して提供してくれるところがすごい。

 

・死ぬ気で応援し続けたBLUEが1曲目で泣いた

最後のケーキがBLUEだと分かった瞬間もう泣いていた。台座に置かれるケーキを見ながら、発売できてよかった、1位でよかったという思いが溢れてきてもうダメだった。だってあの演出でBLUEが2位とかだったら、カッコつかないじゃん。

 

・タオルじゃなくてペンラぶん回してた

4人がメインステージに出てきた瞬間、モニターじゃなくとにかく前を見ていたくて双眼鏡なしでずっとステージを見つめていた。手越くんが掴んできたサッカーソングが、大サビ前の撫でるような優しい歌声と、直後の力強い雄叫びが薄く染まった空に溶けていく感じが気持ちよくて、スタジアムで聞くサッカーソングはこんなにも清々しいのかと、テレビ披露では味わえなかった、野外でのライブの良さをのっけから感じていた。サビではタオルを回してほしい、なんて雑誌などで言及していてくれたのに、気づいたらペンライトを回していた。あ、違う、と思って周りを見たけど、会場中真っ赤なペンライトが点灯していたし、どっちが正解かわからなくて、後ろの人のことを考えてペンライトのまま続行。でも2曲目が恋祭りだったこともあって「タオル曲続きだったか…」と反省。

 

・繰り出される夏歌に湧いたし、私はweeeekでちゃんと跳んだ(自己申告)

初日参戦の醍醐味はネタバレがないことだ。私はMCやセトリ含め、これまでネタバレを進んで踏みに行くタイプだったので、この何が出てくるかわからない感じがすごく新鮮だった。参戦前に歌ってほしいな~と思っていた楽曲はいくつかあったが、味スタにいる間はそんなこと思い出す暇もなかったし、終わった後「あれ歌ってほしかったな」と思ったのは5日後だったりする。

 

 

weeeekのときにまっすーがジャンプを強要wしているのは雰囲気でなんとなく伝わってきた。見えないだろうけどちゃんと跳んだ。言いつけに従順なファンの出来上がりである。時折外周の方からすごい悲鳴が聞こえてきて、レポから察するに無表情で腹チラしたあたりだったのかな?

 

その後の3分クッキング風の映像が非常にわちゃわちゃしていて、MCがなかった分ここできっちりおもしろいNEWSを摂取できて心底よかったと思う。イナバウアーてごちゃんが純粋に頭がおかしくて可愛らしかった。4人で作ったカオスなケーキのほうはおいしくいただいたのかしら?そこからのHAPPY BIRTHDAYは王道すぎて最高だった。

 

□キラキラした手越くんが真横を通った

ここからは自担の手越くんについてを書く。NEVERLAND和歌山公演で、センステから伸びる花道の柵近くの席が当たったことがある。家族の間でも「神席」と盛り上がった席だった。今回は完全に柵側の席で、花道を見た瞬間「来る…」という確信をもった。正直誰が通るかは二の次で、誰かしら通れば全力で声を出そうと心に決めていた。Jr.が一切出ないコンサートになりそうだということはこの時点で察せられて、純粋に4人がファンのために会場を周ってくれるんだという嬉しさでいっぱいだった。HAPPY BIRTHDAYからすでにアリトロが動き出して、誰がくるんだろうと遠巻きに眺めていたら、曲は「愛言葉」に変わっていた。この曲自体は絶対にやるだろうと思っていたけど、思ったよりさらっとやるもんだから、多少拍子抜けしたのを覚えている。(たぶん4人並んで、とかそういう演出を想像していたんだと思う)

 

柵側にいた娘らが「てごしくんきた!!!」と大きな声を出して我に返った。隣にいた旦那も「手越きたぞ!」と興奮している。家族の中でも私が揺るがぬ手越担だということが浸透していて嬉しい(?)「ママこっちきなよ!交換しよう!」と柵側を譲ろうとする長女に「大丈夫、ママここで大丈夫」と真顔で返答したのをはっきり覚えている。こんな時まで子どもファーストしなくても…と一瞬譲ってもらおうかと思ったが

 

わりとガチで急に恥ずかしくなってしまって、柵から3席目の位置をキープしてしまった…和歌山でも同じことをした。私はとんでもなく、ヘタレである。

 

数m先にトロッコに乗った手越くんの姿が見える。仙台でスタンド席からみた目線の高さが一緒だった手越くんも可愛かったが、気合いの入った某hydeさんみたいな編みこみ&インディアン風髪飾りをつけた可愛い可愛いキラキラした手越くんを見上げるのも、また最高の時間だった。歌割的に手越くんは歌っていなかったと思う。アリーナのちょっと遠くに視線をやってニコニコしながら手を振っていた。やはりトロッコ真下は視線が合わないのが残念だ。旦那がめっちゃ野太い声で「手越~~」と叫んでいたが、振り向くことはなかった。可愛い子、他にめっちゃおるもんね。。おっさんのパワーじゃダメだ。ここまできて、私は声を一切発していなかったことに気付く。

 

ようやく自覚したが、私は接近戦に向いていない

相手との距離が近ければ近いほど、微動だにできず、ずっと見つめるだけで終わってしまうことがわかった。それでも、ほぼ1m先に手越くんが通った。これだけで、なんだか長生きできそうな、寿命が延びたようなありがたい気持ちでいっぱいになった。手越くんが生きてるだけで、私は本当に幸せになれるんだなぁ。

 

□滝のように泣いたU R not alone

チャンカパーナはほぼおしりだったけど、ぶどう狩りあたりからアリーナを向いて披露してくれたので、コヤシゲのにっこにこの揺れるカーテンみたいな振りもばっちり見られたし、どエロい顔と手つきで手越くんを隠す増田さんに息の根を止められたし、真ん中でまた可愛いお顔でニコニコ歌っている手越くんもちゃんと目撃できた。

 

その後、大好きなフルスイングがはじまり、反対側の外周に行ってしまうメンバーを双眼鏡で追うことにした。ほぼほぼ手越くん目当てだったけど。テゴマスのハモりのところで、あんなに離れているのに視線を交わすところに、きゅんを通り過ぎてぎゅん!!ときたし、誰も泣かないフルスイングというのがすごく誇らしかった。弱いところをみせないNEWSの覚悟みたいなものが伝わってきたように感じた。

 

そして、大好きな手越くんから、その日一番の衝撃を喰らった。

フルスイングの大サビ前の手越くんのパートだった。美恋魂でこらえきれず後ろを向いてしまうあの場面。何度かテレビで披露される度に、思い出してしまうし、披露するたびに強さや優しさを新しい表情でみせてくれるところが大好きだった。

 

この日の手越くんは、目を閉じて、静かで満ち足りた表情で微笑んでいた。文字で表現するには難しいけれど、簡単に言うならマリア様みたいな、包み込むような、すべての愛を受け入れようとする微笑み。それを見た瞬間、私はどばーっと涙が止まらなくなった。幸せそうな笑顔は何度もみたけれど、これ以上の微笑みはなかったし、フルスイングを歌いながらこんなに慈愛に満ちた表情ができる手越くんは、嘘偽りなくこの日を、この空間を、この時間を幸せに感じていると確信がもてた。

 

自分の目で見たものを信じようと過ごしてきた数ヶ月だった。手越くんの姿や言葉、表に出てくるものだけ信じていればいい、きっと知りえないことだらけだし、真実なんて一生わからないままだろう。でも、目の前にいる手越くんが、私が応援したかった手越くんであることはもう絶対に間違いないと胸を張って言える。そう思った。幸せに満ちた笑顔で、NEWSとしてファンの前で歌っている手越くんの人生がどうか続きますようにと、ファンのエゴとわかっていても願わずにはいられなかった。

 

そんなことをグルグル考えていたら「U R not alone」がはじまった。イントロを聞いたら、NEVERLANDや、EPCOTIAの思い出が蘇ってきて、今ここでNEWSに声を届けないでどうする、という気持ちが溢れてきた。同時に、会場にいるファンが必死に歌っている声を聞いて、今自分がやっていることが正解かどうか、結果がどうなるか全く見えなかったあの地獄のような日々が、決して無駄じゃなかったんだ、報われたんだとわかって涙腺はもう決壊状態だった。冷静になるとファンの声が大きすぎて、4人の声を聞いた記憶があまり残っていないw

 

「ファンの歌声を聞きにコンサートにきてるんじゃない」という意見も目にする。確かにそれも一理あるし、私もその意見には同意する。ジャニーズのコンサートは、ロックフェスでもみくちゃになりながらステージそっちのけでみんなで歌うのとも違うし、着席して静かに聞き入るようなものとも違う。客のモラルや周りの空気を察しながらTPOに合わせるしかないと思うが、それでもこの歌は、ファンがNEWSのために歌ってあげたい曲であり続けてほしい。そういう優しさの上に成り立つファンとの関係性が、この先もずっと続きますように。

 

 □NEWS LIVE COSTUM

手越くんが可愛い早口でMCカットの旨を説明するのを聞きながら、残念だと思う反面、曲が削られなくてよかったと思った。明日しか聞けない曲があるというだけで、たぶん相当凹む。ほんの数分だったが、それでも十分楽しいMCだった。

 

そこからのテゴマス「青いベンチ」にはびっくりしたし、ここでも泣いた。「君に好きだと言えばよかった」と後悔したくなくて、声を届け続けた日々。NEWSの曲がしばらく聞けなくて、リハビリにと選んだテゴマスのDVD。それでもやっぱり切なくなって、途中で断念してしまったけど、テゴマスの声に背中を押されたのは確かだった。

 

そして始まる増田さんの衣装についての映像。音声はなかなか聞き取り辛くて、内容はなんとなくしかわからなかったけど、情熱大陸のようなアナザースカイのようなあれな演出には笑ったし、こういう感じでネタにしていいのね?大丈夫ね?と若干心配にもなっていたw それでも、メンバーカラーの衣装を作っていないというくだりが始まって、まっすーが「ずっとこの日のために考えてきたことがあって」と口にした瞬間、なにかバラバラだったピースが一気に繋がったような

 

あ、もうこれやばい

という直感だけが走って。

 

紫、ピンク、黄色、緑の衣装を着た4人がステージに現れたのを見て「増田さんのNEWS愛には誰も敵わないんだ」と理解した。愛が重すぎるし、年月をかけてファンに見せようとしていた世界がしんどすぎて、もうどうしようもない気持ちでいっぱいだった。

 

ありがとう、という思い、も何か違う。増田貴久が追い求め、発信しようとするアイドル像は底が見えない宇宙だ。そして、4人で歌う「Share」。私は6人時代を真剣に追ったファンではない。どんな状況でこの曲が生まれ、どんな思いで4人が抜けた2人の歌割を担っているのかを知らない。ただまっすーが急に泣き崩れる映像を目にした日から、この歌が再び歌われる日はくるんだろうかと考えていた。赤と青の光の演出があったという今回のShareに、4人の絆だけではない、これまでのNEWSとしての歩みを、すべて認めて背負って歌う4人の強い姿があって、あの日は泣いていた場面で、にっこにこの笑顔をファンにみせるまっすーに、NEWSとしての歩みは続いていくよ、大丈夫だよ、と言われているような気がした。

 

□これはNEWSからのご褒美だ

突然ですが、私は「夜よ踊れ」が大好きです。あれが嫌いなオタクって存在します?いないでしょ?ぼんやり明るかった空がこの辺りから完全に暗くなって、怖いケーキ屋さんみたいな映像が流れ始めて、怖がる次女をあやしながら「こりゃBYAKUYAだろ」とニヤニヤして待機していたんですが、はじまったのがまさかの「夜よ踊れ」、もう変な声出た。しかも、生バンド引っさげて!そして画面にちらちら映るあの特徴的な長髪!!!!!!某幻想楽団に参加された当時からマーティ耐性のあった私は、すぐ察知した!

 

「マーティだろ、それ、マーティだろ!!!!」と←

 

やばい、このバンメンやばい!生演奏やばい!!!!と半狂乱。もうあんまり記憶に残ってないんだけど、シゲのセリフのところはやけに印象深い。会場中のお姉さま方が叫びたい気持ちを必死でこらえて、シゲのセリフ終わりまで悲鳴を飲み込んでいる・・・・・しんどい

 

そして発散される黄色い歓声(ほぼ地鳴り)

 

あの「我の叫び声でかき消してはならぬ」という気迫からの団結力は凄まじかった。さっきまで可愛らしく見えていたいちごのペンライトが一転してスタジアムを取り囲んだ燃えるような炎の赤に変化したのもすごかった。そこからのJUMP AROUNDO~BLACK FIERが最高にロックで、生バンドを従えた迫力のあるパフォーマンスを魅せるNEWSが最高にカッコよかった。(スタジアムの構造上なのか音の跳ね返りがすごくて、音がこもったのが残念)NEWSよ、ロックフェスやろう。夜の野外、超気持ちいいから、近いうちにやろう。

 

  

ちょっとまって、備忘録だから長くなることはわかっていたけれど、9000文字越えた…書きすぎだ自分。長女の800文字の読書感想文で苦戦してたくせに。いや、だらだら書いているだけだから、長くなるのは必然ですね。残しておきたい気持ちはわかるんだけれど、セトリ的にまだ2/5くらい残ってます。。。味スタ後1週間以内に何かしらあげておきたくて書き始めたけれどまだまだ時間がかかりそうなので、

 

後半戦に続く!←